今回は、FXにおいて収益最大化の為の手法「ピラミッティング」について解説します。
ピラミッティングは非常に難易度が高い手法なのでリスクが伴いますが、もし身に付けることができれば通常のトレードでは考えられないような利益を出すことができます。スーパートレーダーの多くがこのピラミッティングによって莫大な利益を得ています。しかしながら、通常のトレードで安定的に勝ち続けられる実力がない人がこのピラミッティング手法を実行したとしてもより損失を大きくするだけですので、まずは安定して利益を積み重ね続けられる技術を身に付けることが先決です。逆に言うと、通常のトレードで安定的に勝ち続けられる実力がある方はこのピラミッティングに積極的に活用すべきです。
上手くいけば爆発的に資産を増やすことができるでしょう。
ピラミッティングとは?
ピラミッティングとは、主にトレンドが出ている時に用いられる手法で、保有ポジションに利益が乗り始めたらそのトレンドが続く限りどんどん買い増し(or売り増し)を行い、保有ポジションをピラミッドのように積み増していくことを言います。
増し玉とも言われます
例えばアップトレンド中、
1回目のエントリーは10ロット
2回目のエントリーは押し目買いで5ロット
3回目のエントリーも押し目買いで2ロット
という感じでポジションを積み増していき、最初にエントリーした1ポジションだけで終わらず、含み益のあるポジションを維持したまま新しいポジションを追加していきます。
通常のトレードであればエントリーしたら損切りを入れて終わりですが
ピラミッティングの場合トレンドが続く限りドンドン買い増ししていきます。
保有ポジションが増えるので上手くいけば1ポジションの場合に比べてかなり大きな利益を上げることができますが、ピラミッティングを行う場所やタイミング等を間違えてしまうと損失が大きくなるリスクがあり大変難易度が高い手法です。
ピラミティングの種類
ピラミッティングは大きく分けて3種類あり、それぞれに特徴があります。
1スケールダウン、ピラミッティング
2逆ピラミッティング
3イコールポジション、ピラミッティング
の3種類です。
1スケールダウン、ピラミッティング
ピラミッティングの中でも最もオーソドックスなものが、このスケールダウンピラミッティングです。
スケールダウンピラミッティングは、
- 1回目のエントリー:10ロット
- 2回目のエントリー:6ロット
- 3回目のエントリー:4ロット
- 4回目のエントリー:2ロット
といった感じで最初のポジションから回数を経るごとに徐々にロット数を減らしていく手法です。
トレンドの後半になればなるほどトレンド転換の可能性が出てくるので、トレンド後半で積み増したポジションほど損切になるリスクが高くなります。
ですから、このリスクを抑えるために徐々にロット数を落としていくスケールダウンピラミッティングが個人的には最も効果的かつ安全だと思います。
2逆ピラミッティング
これは先ほどのスケールダウンピラミッティングと全くの真逆で、
- 1回目のエントリー:1ロット
- 2回目のエントリー:4ロット
- 3回目のエントリー:6ロット
- 4回目のエントリー:10ロット
といった感じで最初のポジションから回数を経るごとに徐々にロット数を増やしていく手法です。
この逆ピラミッティングのメリットは、最初のエントリーのロット数を少なくすることで自分の判断が本当に正しいのかどうかを小さなリスクで確認できるということです。
ですので、もし思惑方向にレートが進まず損切りにかかってしまった場合でも損失金額を少なくすることができ、あまり痛手を負わずに撤退することができます。
もしエントリー後に思惑方向にレートが進んだ場合は自分の判断が正しかったということになるので、確信を得ながらポジションを追加していくことができます。
しかしこの逆ピラミッティングは個人的にはお勧めしません。
確かに最初のリスクを最小限に抑えることはできますが、トレンドの後半になるほどトレンド転換の可能性が高くなるので後から追加するポジションが損切りになる確率は上がります。
つまり、この逆ピラミッティングは1回目・2回目のポジションの含み益を3回目によって全て飛ばしてしまう可能性が非常に高く、かなり難易度の高い手法となります。
含み益を飛ばすだけだったらよいですが、場合によっては巨大な損失を抱えてしまうかもしれません
3イコールポジション、ピラミッティング
イコールポジションピラミッティングは、スケールダウンピラミッティングと逆ピラミッティングの中間に位置する手法です。
イコールポジションという名前の通り、
- 1回目のエントリー:2ロット
- 2回目のエントリー:2ロット
- 3回目のエントリー:2ロット
- 4回目のエントリー:2ロット
といった感じで最初にエントリーしたロット数と同じロット数を積み増していきます。
このイコールポジションピラミッティングは、毎回同じロット数でエントリーしていくので単純に分かりやすいというのと、トレンドに乗れた時の利益はスケールダウンピラミッティングよりも大きくなるというメリットがあります。
その反面、損切りにかかりやすいトレンド後半のポジションのロット数も大きいので利確や積み増すポイントを間違えると大きな損失を被ってしまうリスクがあります。
以上、3種類のピラミッティングの解説でした😊
先ほども少しお伝えしましたが、個人的にはスケールダウンピラミッティングをお薦めします。
理由はトレンドの後半になればなるほどトレンド転換の可能性が高くなるため、トレンドの終盤で積みましたポジションほど損切になる確率が高くなるからです。
ですからトレンドの後半になるにつれてロット数を落としていくスケールダウンピラミッティングが最もリスクが低く、それでいて利益の最大化を狙える手法だと考えています。
トレタカより。
TO URR