トレタカのFXブログ

FXでみんなが利益が出るヒントになればいいと思って書いてます。

ウオルフ波動についての解説

ウォルフ波動は、FXのプロや上級者が使うチャートパターンの1つです。

チャートにウォルフ波動をもし発見できたら、勝率の高いトレードを実現することができます。(かも😊)

しかし、三角保ち合いやトレンドラインなど一般的なテクニカル分析と比べて、ウォルフ波動をわかりやすく解説した記事はあまりありません。

そこで今回の記事では、ウォルフ波動の引き方やエントリーと利益確定のポイントを解説します。

この記事を読んで頂くことで、ウォルフ波動を正しく理解し、実際のFXトレードで使うことができますよ。

 

ウォルフ波動とは

ウォルフ波動とは、現在のトレンドと反対の方向に強く推進するチャートパターンのことです。

ウォルフ波動は物理学の作用反作用の法則に基づいており、下降(または上昇)した波は、いずれ逆向きの力を受けることに関連しています。

つまり、ウォルフ波動を使ったトレードは、現在のトレンドとは反対の方向にエントリーする逆張りの手法となります。

ウォルフ波動の引き方

ウォルフ波動の引き方は、上昇の場合と下降の場合でそれぞれ下図の通りです。

上昇のウォルフ波動の場合、安値1→高値2→安値3→高値4→安値5と下降トレンドを形成した後、安値1と高値4を結んで引いたラインまで上昇が予想されます。

下降のウォルフ波動の場合も同様に、高値1→安値2→高値3→安値4→高値5と上昇トレンドを形成した後、高値1と安値4を結んで引いたラインまで下落が予想されます。

ウォルフ波動は三角保ち合いの類似パターンである「ウェッジ」を応用したものです。

ウェッジとは、同じ方向の2本のトレンドラインで形成される三角保ち合いのことで、通常の三角保ち合いとは異なります。

ウォルフ波動を使ったFXトレード手法

ウォルフ波動を使ったFXのトレード手法は極めてシンプルです。

ウォルフ波動のエントリーと利益確定

上昇のウォルフ波動の場合は、安値5で買いエントリーし、安値1と高値4を結んで引いたトレンドライン上にて利益確定を行います。

下降のウォルフ波動の場合も同様に、高値5で売りエントリーし、高値1と安値4を結んで引いたトレンドライン上にて利益確定を行います。

ウォルフ波動と似たような形に、上昇5波と下降3波で構成されるエリオット波動があります。

合わせて学習すると、波動の理解が深まるかと思います

ウォルフ波動の応用的なトレード

実際のチャートでは、ウォルフ波動の安値5や高値5が、トレンドラインを抜けてしまう場合があります。

そのような時は、「スイートゾーン」と呼ばれる手法を使うことで柔軟に対応できます。

上昇のウォルフ波動の場合、高値2と高値4を結んで引いた下降トレンドラインを平行に安値3に合わせて引きます。

すると、下図のスイートゾーン(黄塗)の領域が確認でき、この領域内で反発したポイントを買いで狙います。

下降のウォルフ波動の場合も同様に、安値2と安値4を結んで引いた上昇トレンドラインを平行に高値3に合わせて引きます。

すると、下図のスイートゾーン(黄塗)の領域が確認でき、この領域内で反落したポイントを売りで狙います。

ウォルフ波動のメリット

ウォルフ波動のメリットは以下の通りです。

ウォルフ波動のメリット

  • エントリーと利益確定のポイントが分かる
  • 利益確定の値幅が大きい

エントリーと利益確定のポイントが分かる

ウォルフ波動をチャート上に引くことができれば、どこでエントリーすればいいのか?どこで利益確定をすればいいのか?を容易に知ることができます。

また、それは同時に、損切りをどこですればいいのかも教えてくれます。

損切りはエントリーの根拠が崩れた地点でするべきなので、買いの場合は安値5の下、売りの場合は高値5の上の水準となります。

利益確定の値幅が大きい

ウォルフ波動は通常の三角保ち合いなどのレンジパターンと比べて、一回で狙える利益幅が大きいのが特徴です。

ウォルフ波動は当初のトレンド方向とは反対の方向にエントリーする逆張りの手法なので、リスクは高いですが、成功すればその分だけ大きな利益が見込めます。

また、先ほど説明した通り、損切りのポイントも明確なので、リスクを最小限に抑えてローリスク・ハイリターンのトレードが可能となるのです。

ウォルフ波動のデメリット

ウォルフ波動のデメリットは以下の通りです。

ウォルフ波動のデメリット

  • トレンドが続く可能性がある
  • ウォルフ波動を引くのが難しい

トレンドが続く可能性がある

ウォルフ波動を使ってエントリーしても、必ずトレンドと反対の方向に動くとは限りません。

そもそも、トレンドと反対の方向にエントリーする手法は高難度の手法であり、テクニカル分析の元祖である「ダウ理論」では、トレンドは明確な転換シグナルが出るまで続くとされています。

ウォルフ波動は、ダウ理論の大原則を無視した逆張りの手法なので、予想が外れた場合には、潔く損切りをすることは必須と考えましょう。

ウォルフ波動を引くのが難しい

ウォルフ波動は実際のチャートでは見つけるのが難しい問題もあります。

FXのチャートは、レンジ相場が7割、トレンド相場が2割と言われていますが、ウォルフ波動はトレンド相場において発生するパターンです。

また、トレンド相場でも、ウェッジのパターンにならないケースも多々あり、ウォルフ波動は頻繁に発生するようなパターンではありません。

なので、無理に見つけようとせず、他のチャートパターンの可能性も考えて、分析していくことが大事です。

ウォルフ波動のまとめ

ウォルフ波動とは、現在のトレンドと反対の方向に強く推進するチャートパターンのことです。

作用反作用に基づいており、ウォルフ波動を引くことで、逆張りのエントリーポイントと利益確定のポイントが明確になります。

ただし、必ずしもトレンドが反転するわけではない事や、チャート上で見つけるのが難しいデメリットがあります。

さらに、必ず利確目標まで届くとは限りません、その他の根拠と組み合わせて下さいね

トレタカでした😊👋