移動平均線とは
一定期間の価格の平均値をつなぎ合わせ線にしたものです。例えは10期間の移動平均線であれば過去10本のローソク足の終値を合計して、それを10で割り線でつなぎます。その期間が短くなると敏感に反応するようになり長くするとなめらかな線になります。この移動平均線はテクニカル分析、環境認識などをする上で最も有効なインジケータの1つといえます。僕はインジケータはあまり入れませんが移動平均線だけは入れています。
多分トレードをされている方は移動平均線の事は知っているとは思います。ですからおざなりになりがちです。
移動平均線はそれだけでも十分使えるほど汎用性の高いインジケータです。
移動平均線は3つの種類があります。
単純移動平均線(SMA)
指数移動平均線(EMA)
そのなかでトレーダーに多く使われているのはSMAとEMAです。なのでその違いについて解説します。
まずSMAですがこれは単純に指定期間の平均です。10期間であればそれぞれの終値をただ10で割るだけです。EMAはSMAより直近の値動きを重視します。
それぞれのメリット、デメリットです。
SMA メリットはトレンドの方向性が分かりやすい。 デメリットはトレンドの転換点の察知が遅い。
EMA メリットはトレンドの転換点察知が早い。
デメリットはトレンドの方向性が分かりにくい。
ではSMAとEMAはどちらにするべきかですが、僕としては基本的にSMAをお薦めします。なぜなら、より多くの人が使っているからです。相場の値動きを作るのは市場参加者です。そしてその多くはSMAを見ています。ですから同じ移動平均線を見る方がベターです。ですがこれは御自身が使っている手法にもよります。例えばいち早く値動きを察知する手法ならEMAを使うべきです。
SMAとEMAの違いは分かったとして、
移動平均線は何本入れればいのか、その期間設定はどうかですが、
移動平均線の本数は3本で十分だと考えています。少なくても多くても構いませんが、期間に関してはみんなが見ているものにするべきです。理由は上記に書いたとおり多くの人が見ている方が機能するからです。そう考えると「5」や「21」が人気ですね。これは一週間の営業日が5日間、1ヶ月の営業日がおおよそ21日というところからきています。
他にはウェルズワイルダーは「7・14・21」などの7の倍数が相場の転換点を見つけられると発見しました。または一目山人は2000人のスタッフと7年かけて「9・17・26」という基準値を導き出しました。まっ様々な考えがあるので、短期、中期、長期があればいいと思います。個人的にはフィボナッチの数が好きなのでの21.55.89を使っています。(良書にも書いてあったので)
移動平均線の話はかなり長くなるので今日はSMAとEMAどっちを使うべきかの話だったのでここまでにしときます。次回はは移動平均線で有効的な使い方、考え方を少し詳しく記事にします。
ではまた。
いつも貴方のトレードが上手くいくことを願っています。
トレタカより😀