トレタカのFXブログ

FXでみんなが利益が出るヒントになればいいと思って書いてます。

トレードで使える10個の心理学!

・FXで必要な心理学ってなに?

・どうして勝てないか知りたい!

・メンタルを克服して勝てるトレーダーになりたい!

そんな風に心理学について興味を抱いてる方は多いのではないでしょうか?

投資心理というのは、投資をする時に起こる「人間の心理の動き」のことを言います。

FXトレードのような勝か負けるか分からない不確実性の高い世界では、常に心理戦が繰り広げられます。

そのため、心理戦に弱い人はそのプレッシャーに耐えきれず、FXの世界から退場する人も少なくありません。

ただ、本気でFXで勝ちたいなら、FXトレーダー達の投資心理とは何なのか理解しておくことが必須です。

そこで今回は、FXの心理学から10個の行動心理学について、詳しく解説するのでそれらとトレード中の自分を比べてみて、自分は今どの状態になっているのか客観的に考えて下さい。

 

 

目次

 

 


1プロスペクト理論

 

プロスペクト理論とは行動経済学の代表的な理論です。

これについては以前の記事に詳しく書いてあるのでざっくりと説明します。

人間は損失により受けた精神的ダメージは、その2倍以上による幸福感でなければ、相殺されない」という心理効果です。

そして、人間は利益を得る場面では、確実に手に入れられることを優先してしまい、反対に損失を被る場面では最大限に回避してしまうのです。

例として

・少額の利益で利確してしまう

・損失はずっと持ち続けてしまう・損失よりも利益を優先してしまう

という心理です。

簡単に言うと

チキン利確して

損切りがいつまでもできない事です。

2サンクコスト効果

サンクコストとは「すでに支払ったコストを取り返そうとする心理効果です」

・今日はあと2万円稼ぎたい!

・マイナスで終わりたくない!

・マイナス分を取り返したい!

このような心理状態です。

例えばトレードで一日3万円稼ぐとノルマを決めていたけど直近のトレードで3万円のマイナスだとします。すると、この感情が働き今日はあと「6万円稼がなければいけない」「せめて負け分だけでも回収したい」とコストを取り返そうとします。こうなると冷静な判断ができず、無茶なトレードをしがちになりどんどん泥沼はまっていくケースがよくあります

3バンドワゴン効果

バンドワゴンとは大衆と同じ行動をする事や、外部的要因から他人の影響を受けて、自分が思ってもない行動をしてしまうことです。

つまりバンドワゴン効果とは「大衆が持っているものを自分も欲しい、流行りに乗り遅れたくない」といった心理効果です。

・みんなが買っているから買う

・みんなが並んでいるから並ぶ

・みんなが同じ意見だから賛成

という心理になります。

例えばツイッタードル円はもっと上がる買っておけば問題ないなどとインフルエンサー機関投資家が、書き込んだとします。するとそれを真に受けてそれだけを根拠にすると必ず痛い目をいずれ見ます。ですからSNSなどを根拠にしたトレードには何の優位性もないことを考えて下さい。

しかし、反面、チャートでは話しは違います。チャートで徐々に相場が上がっているのならばそれは事実でトレンドになっています。

押し目買い、戻り売りなどの手法を駆使して大いに稼いで下さい。

いつも、自分は自分という気持ちでいて下さい。

4ギャンブルの誤謬

ギャンブルの誤謬とは、その確率が2分の1だとしても、主観によって誤った思い込みをしてしまう心理現象です。

具体的には、コインの裏と表で例えられることが多いです。

例えば5回連続で表が出てると、これだけ連続して表が出たから次は裏が出る可能性が高い?と思い込んでしまうのです。

本来コインは表と、裏で確率は毎回2分の1です。

長い期間投げる続けると2分の1に収束しますが。

トレードに例えると、相場は上がるか?下がるか?だけなので、テクニカルやファンダメンタルを考慮せずにトレードをすれば2分の1の確率で勝敗がが決まります。

ですが、相場か上がり続けていくと、「そろそろ下がるのではないか?」といった主観が入ります。

これこそがギャンブルの誤謬です。なぜなら、相場は上がるか?下がるか?2分の1の可能性なので、「そろそろ下がるのでは?」というお考えは誤った判断です。

相場は不確実性が高く想定外のことばかり起こります。

相場にそろそろはありません。含み損の時もそうです。

そろそろ戻るだろうと考えるのは危険です。

5プライミング効果

ライミング効果とは、前もって見聞きした情報が、次の意思決定時に判断や行動に影響を与えることを指します。

つまり、先に得た情報を元に、自分の頭が無意識のうちに連想してしまい、意思決定をしてしまうのです。

一般的には自分の意識や判断は意識的に決めていると思われています。

しかし、実際は「意識のうち9割が無意識である」という研究結果が出ています。

健在意識が働かないところで、潜在意識により意思決定がされているのです。

例えばどこかのニュースでFRBが近々利上げする可能性が高いとリリースしたとします。すると利上げするならドル円は「上がるだろう」と無意識に判断をします。そしてどうせ上がるなら今のうち仕込んでおこうなどと考えてしまいます。人間は単純な生き物です。事前に知った情報ほどその後の判断に影響します。

相場に絶対はありません。

得た情報が確定してからでも遅くはありません。

確実になってから売買をしましょう

6認知的不協和理論

認知的不協和とは自分が思っている考えや行動の矛盾によって生じる不安や不快感のことを指します。

そして人間は不快感を無くしたいので自分が考えている矛盾した環境から逃げる為にそれを解消する行動をします。

とはいえ、人間は頭では考えと行動が矛盾していると分かっていても、なかなか行動をを変えられない生き物です。それにメンタルに大きなプレッシャーがかかっていると、冷静な判断ができず、泥沼にハマってしまいます。

例えはあなたがドル円をロングしていたとします。残念ながら下がってしまいました。

その時あなたはどう考えますか?

・事実を受け入れて損切りする

損切りラインを下げて上がるのを待つ。

損切りラインを解除してナンピンする。

どれかを撰ばなければいけないとすると人間は矛盾(ここでは逆行)を受け入れることが困難になり危険な状態にも関わらず自分に都合がいい解釈をしてしまい、しなければならない行動をせずに考え自体を変えてしまうのです。

結果ナンピンをしたり損切りできず、あるはずがない上がる根拠を探してしまい結果的に認知的不協和の影響から判断、決断が遅れてしまい、最終的に一回のトレードで大きな損失をを出してしまいます。

7大衆心理

大衆心理とは、自分の意見があったとしても、その他大勢の意見に流されてしまう心理現象です。

大衆の、意見が間違っていたとしても、周りに合わせることで安心安全を感じるため、つい、大衆の意見に流されてしまうのです。

よく「赤信号みんなで渡れば恐くない」などと言われますが特に日本人は集団の心理に流されやすい人が多いです。

トレーダーは非常識者が勝ちます。(相場での中だけでは)

FXで利益をを出すには大衆心理を、読む事が勝てるコツです。しかし、モニターでは大衆心理は聞けません。

そのためのチャートです。

チャートをずっと見ていると大衆心理が見えてきます。

価格は上がるべくして上がり下がるべくして下がります。

大衆心理を出し抜くのがトレーダーの仕事です。

8アニマルスプリット

アニマルスプリットとは、「必ずしも理性や計算に服さない動物的な感情」を指します。

例えばFXの場合、「今これをロングすれば将来これだけ儲けられるかもしれない」などとした考えです。

要するに捕らぬ狸の皮算用です。

・将来は誰にも予測できない

・チャートは誰にも分からないし、かもしれないはただの幻想です。

動物的な感情は全く意味がありません。

つまり根拠がないにも関わらず「次は上がるだろう」と期待をいだいているのはただの

幻想でギャンブルと同じです。

トレードで感情は必要ありません。根拠を積み重ねて期待値を最高まで上げて始めてトレードができます。逆行しても無感情に損切りするのがトレーダーです。トレードは機械作業です。

9ヒューリスティック

ヒューリスティックスとは自分の成功体験や失敗体験をもとにして、決断をしたがる心理のことをいいます。

FXトレードでの売買判断は大抵の人は無意識に自分の経験則を参考にトレードをしています。そのため成功体験が少ないと、失敗体験に引っ張られ、さらに失敗してしまう傾向があります。

なので、トレード以外も何事も初めは失敗ばかりでそこから学び徐々に成功体験が増えて上手くいくようになります。

ですからエントリーする前に自分トレーダーの癖、負けパターンを考えて何度もこれでいいのかを考えてエントリーしましょう。そして取引を、ノートなどに書き留めておき可視化して何がダメで何が良かったかを把握することでPDCAを高速で回すことができ飛躍的に成長するでしょう。

失敗してもそれを二度とやらなければいずれ失敗することがなくなります。100%のトレードはほとんどありません。

ただ勝だけでは駄目です。それは地合いが良かっただけかもしれないからです。

必ずノートを書いて改善すればいずれ勝ちに繋がります。

10アンカリング効果

アンカリング効果とは1番初めに提示された数字や条件が規準となり、その後の判断でも無意識に左右されてしまう現象です。

船が一旦錨(アンカー)を下ろすと、そこから身動きができなくなることから由来してます。

例えばFXの場合では始めに経済ニュースや有名アナリストが提示した為替相場レートなどに影響されてしまいます。

今週のドル円の動きは「139~142円の間を行ったり来たりする」という予想が出たとします。そうなると、「139円まで下がったら買いを入れればいいか」という判断になりがちです。ただチャートは不確実性の塊です。誰にもわかりません。

特に初心者さんはツイッターのフォロワー数さんが多い方の真似をしがちです。

それをやっているうちは絶対に成長しません。全て自責でトレードをしましょう。

以上トレタカでした。

いつも貴方のトレードの成功を願っています。😀